ガブリエルグラスに出会ったのは、三宮のワインズ・パトリーさんです。まさに、衝撃的な出会いでした。店主の芝さんから「このグラスいいでしょう」と言われ、手に取った瞬間の驚きは今でも忘れません。軽い!美しい!そして色っぽい!そう、なんと言っても「色っぽい」のです。
器によってワインの香り・味わいが変わることは十分承知していますが、ガブリエルグラスはそうした機能面が素晴らしいだけでなく、存在それ自体が美しいのです。こんなグラスはありません。
芝さんから東京の久保さんの携帯を伺い、すぐに注文させていただきました。
店で使うほど、最初の印象が間違っていなかったと実感しています。
bb9では、さまざまなグラスを使用しています。ワインに合わせ、状況に応じて使い分けますが、ガブリエルグラスを手に入れてからは使用頻度が高くなりました。私が気に入っているということもありますが、ペアリングでは必ず1回はガブリエルグラスにワインを注ぎます。お客様もそれを楽しみにお待ちになっています。
ペアリングでワインを提供する場合、どの料理にどのワインと考えますが、その時にガブリエルグラスがイメージの中に浮かんでくることが多いのです。使い続けるなかで、魅力がどんどん高まるグラスですね。
私は料理の世界・ワインの世界に入って30年以上になります。当時に比べればワインの産地・品種はものすごく広がりました。そんな新しいワイン・さまざまな産地のワインにもガブリエルグラスは見事にはまります。ワインの魅力(色・香り・味)を存分に引き出すのです。
泡も、白も、赤も楽しめる。ボルドーも、ブルゴーニュも味わえる。こんなグラスはなかなかありません。まさに、オールマイティです。ご家庭にガブリエルグラス・ハンド1脚あれば、ワインを楽しむ世界が変わります。
美味しい料理に素敵なワイン。前菜から始まり、魚・野菜・肉とさまざまなお皿が出てきます。その美味しさを味わいながら、料理に合うワインを飲んでいると、いつまでも味わっていたい!という気持ちがわき上がってきます。私はこれを「無限ループ」と呼んでいます。
食事の醍醐味は「無限ループ」にあると言っても過言ではないでしょう。その場面にガブリエルグラスはぴったりです。すべてのワインが美味しく飲めるという機能性だけではなく、テーブルの上に佇む姿、美しい曲線、細くてエレガントなシルエット。そして驚きの軽さ。もう、ガブリエルグラスを手放せません。
お客様から「どんなグラスがいいか?」と聞かれることも少なくありません。私は迷わず「ガブリエルグラス・ハンド」とお答えしています。
ご家庭でのご利用なら、ハンド1脚で十分です。もちろんお一人の場合ですよ。お二人で楽しむならハンド2脚です。そして、できることなら毎日使う。ワインでなくても、日本酒でもビールでもです。いろいろな場面で使わなくては、もったいないです。
このグラスが身近にあるだけで幸せです。丁寧に使えば一生ものです。洗う時は、口をつけたところを軽く洗剤であらい、あとはすすぐだけ。最後にお湯をさっと入れて拭き上げれば綺麗になります。毎日使うことをお薦めします!
bb9は、2011年の開業以来チャレンジの連続です。素晴らしい料理人との出会いが最高の財産です。野球でいえば、料理人がピッチャーでその料理に合わせてワインを提供する私はキャッチャーです。ピッチャーの球にしっかりと呼吸を合わせるキャッチャーでありたいと心がけています。
そして、横に広げることより、根っこを深く大きくしていきたいと考えています。そんな時、ガブリエルグラスに出会いました。不思議です。すべては「縁」と痛感します。お客様にもっともっと喜んでいただくために、ブドウのように根っこをしっかりはってまいります。